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固定残業代手当のメリットとデメリット

2016年9月29日

求人票にはときに、聞いたことのないような単語を目にすることもあります。
その中のひとつ「固定残業手当」ってなんでしょう。残業代が固定?

固定残業代とは?

固定残業代とはその名の通り、月々に支払われる残業代が固定の金額で設定されている制度です。たとえば、固定残業代が月に5万円と設定されていたら、残業のあるなしにかかわらず5万円支払われます。

残業の少ない会社ならば従業員は得した気分になりますが、逆に残業が多い会社だと、これ以上の残業代が支払われなケースもあります。

しかし、固定残業代の明確な内容を知らないばかりに、従業員はサービス残業を強いられている可能性もあります。

固定残業代って合法なの?

そんないくら残業しても定額なんて、それって労働基準法の違反じゃないの?と思いますよね。
実は労働基準法には詳しく言及されていないとあります。下手に扱うと、違法とされながらもそれを悪用する企業もあるのは確かです。

固定残業代が合法と認められるには以下の条件が必要となります。

・固定残業代は他の賃金と区別されている
・固定残業代の内訳が、何時間分なのか明確に定められている
・固定残業代を超えた残業時間が出た場合、その分も支払われる

ということです。
特に3つめ、固定残業代を超えた残業をした場合には差額分もきちんと支払われていなければなりません。
「固定だから、いくら働いてもそれ以上の残業代はでないよ」というのは本来ならば違法となるのです。

固定残業代のところは注意したほうがいい?

この固定残業代を採用している企業の中には、長時間労働を強いられるケースも多々あり、中には実際に過労死を引き起こしてしまった例もあります。毎月80から100時間の残業を強いられ、しかし固定残業代以上の賃金は発生しない。そのうえに身体を壊してしまう。

求人票で詳しく書かれていないこともあるので、面接の時などに給与形態の内訳を聞いたほうがいいでしょう。そのときに内容を理解できるように、現在企業で取り入れられているさまざまな給与形態について把握しておく必要があります。そして少しでも納得できない部分があれば、そのときにその企業で本当に勤められるのかを考えてもいいでしょう。